保証会社とは
賃貸保証会社とは
賃貸保証会社は、借主様が家賃を滞納した際に、借主に代わってオーナー様に家賃を支払う会社です。
これは連帯保証人と同様の役割を果たします。借主は後日、立て替えられた家賃を保証会社に返済する義務があります。
保証内容
保証会社の保証範囲は契約内容によって異なりますが、一般的には以下の項目が含まれます:
- ・家賃
- ・管理費・共益費
- ・駐車場代
- ・更新料
- ・原状回復費用
- ・違約金や損害金
- ・裁判費用
これらの項目は、契約プランによって異なるため、詳細は契約時に確認が必要です。
- ※保証会社に代位弁済を依頼する場合、項目によって締め日があります。
- その締め日を過ぎてしまうと保証が受けられませんので注意が必要です。
家賃の流れ:
1.家賃の支払い:
- 借主様は毎月、家賃保証会社に家賃を支払います。支払い方法は、口座振替やクレジットカード決済などが一般的です。
2.家賃の立て替え:
- 借主様が家賃を滞納した場合、家賃保証会社がオーナー様に対して家賃を立て替えます。これにより、オーナー様は家賃収入を確保できます。
3.借主様への請求:
- 家賃保証会社は、立て替えた家賃を借主に請求します。借主は、家賃保証会社に対して滞納分の家賃を支払う義務があります。
保証契約の種類:
一般保証型:
- 借主が家賃を滞納した際、貸主が家賃保証会社に請求し、家賃保証会社が立て替える仕組みです。
- 借主様は後日、家賃保証会社に滞納分を返済します。
- このタイプでは、オーナー様が借主様の支払い状況を把握しやすいというメリットがあります。
- ※保証会社によっては締め日があるため、締め日を過ぎてしまうと保証が受けられませんので注意が必要です。
支払委託型:
- 家賃保証会社が毎月、滞納の有無にかかわらず、貸主に家賃を支払う仕組みです。
- 借主様は家賃保証会社に家賃を支払います。このタイプでは、貸主への家賃支払いが確実に行われるため、収入が安定します。
- ※弊社はこのタイプを利用しています。
注意点:
保証料の支払い:
- 借主様は、家賃保証会社との契約時に保証料を支払います。保証料は家賃の0.5~1ヶ月分程度が一般的です。
- 借主様は、家賃保証会社との契約時に保証料を支払います。保証料は家賃の0.5~1ヶ月分程度が一般的です。
契約期間と更新:
- 保証契約の期間は一般的に1年から2年で、契約満了時には更新が必要です。
- 更新時には更新料がかかる場合があります。
- ※毎月保証料(~2.5%程度)を支払うタイプもあります。
滞納時の対応:
- 借主様が家賃を滞納した場合、家賃保証会社が立て替えた家賃を借主様に請求します。
- 滞納が続くと、信用情報に影響を与える可能性があるため、早期の対応が重要です。
メリット:
オーナー様にとってのメリット:
- ・家賃滞納リスクの軽減:借主が家賃を滞納した場合でも、保証会社が家賃を立て替えるため、安定した収入が確保できます。
- ・入居者層の拡大:連帯保証人を用意できない借主でも、保証会社を利用することで入居が可能となり、入居者の幅が広がります。
借主様にとってのメリット:
- ・連帯保証人不要:連帯保証人を立てる必要がないため、保証人を見つける負担が軽減されます。
- ・入居審査の通過率向上:保証会社を利用することで、収入が不安定な場合でも入居審査に通りやすくなります。
デメリット:
オーナー様にとってのデメリット:
・入居者審査の依存: 保証会社の審査結果に依存することで、貸主自身の入居者選定能力が低下する可能性があります。
- ・初期費用の増加: 保証会社の利用には保証料や更新料が必要となり、これが入居者の初期費用を増加させ、結果として空室リスクを高める可能性があります。
借主様にとってのデメリット:
- ・保証料の負担:保証会社の利用には、初回保証料や更新料などの費用が発生します。
- ・滞納時の対応:家賃を滞納すると、保証会社からの督促や契約解除のリスクがあります。
賃貸保証会社を利用することで、オーナー様は家賃収入の安定を確保でき、借主様は連帯保証人を立てる手間を省くことができます。
ただし、保証料や契約条件など、各社で異なる点があるため、契約前に詳細を確認することが重要です。