地震保険って必要? サービス 2025.07.03 筆者 池田 綾子 管理営業部の池田です。オーナー様と入居者様、双方が安心してお取引できるよう、建物の維持管理から入居者様対応まで、スムーズな運営をサポートします。「空室対策」や「修繕・リフォームのご相談」などもお任せください!安心して管理をお任せいただけるよう、きめ細やかな対応を心がけています。 地震が起こると「入っていないけど大丈夫かな…」と不安になる前に「地震保険、入ってなかったかも…大丈夫かな?」ニュースで地震の速報を見るたび、そんな不安がよぎる方も多いのではないでしょうか。普段は意識していなくても、実際に震度5以上の揺れが来たときには、「もし自分の家が倒れたら」「家財が壊れたら」と一気に現実味を帯びてきます。特に、2025年6月末に鹿児島で発生した震度5弱の地震では、これまであまり揺れを感じる機会のなかった地域でも、突然の大きな地震に見舞われました。建物被害は少なかったものの、「どこにいても地震は他人事ではない」と感じた方も多かったのではないでしょうか。火災保険では地震による被害は補償されません意外と知られていないのが、火災保険では地震を原因とする損害は補償されないという点です。たとえば…・地震の揺れで建物が倒壊した・地震によってガス管が破損し、火災が起きた・地震で家具が転倒し、家電が壊れたこうしたケースでは、火災保険の対象外となってしまい、地震保険に加入していなければ補償は受けられません。地震保険で補償される内容は?地震保険は火災保険とセットで加入する形式になっています。主な補償対象は以下の通りです。・建物の損害(全損・大半損・小半損・一部損)・家財の損害(テレビ・冷蔵庫・家具など)加入金額は時価が基準となり、火災保険の補償額の50%が上限です。つまり、地震保険は「すべてを元通りにする」ものではなく、生活を立て直すための“支え”という位置づけになります。賃貸でも地震保険は必要?「持ち家じゃないから関係ない」と思われがちですが、実は賃貸でも地震保険(=家財の補償)はとても重要です。たとえば…・地震で冷蔵庫が壊れた・棚が倒れてパソコンが故障・食器や本などが落ちて破損これらはすべて、ご自身の家財に対する被害です。特に、単身者向けの物件でも家財評価額が50〜100万円を超えるケースは少なくありません。「地震が来たら諦めるから保険は入らない」…それも一つの選択単身で生活されている方の中には、「家財も少ないし、大地震が来たらどうせ全部ダメになるから諦める」という理由で地震保険に入らないという方もいらっしゃいます。確かにその考え方も一つの選択肢ですし、無理に加入する必要はありません。ただ、実際に地震で壊れるのは、家電や家具といった“日常の道具”たち。全部買い直すとなると、数十万円単位の出費になることも少なくありません。「もしかしたら自分も何かしら壊れるかもしれない」「そのとき少しでも補償があると助かるかも」そう思ったときが、備えを考えるタイミングです。オーナー様にとっても地震保険は“経営の備え”賃貸物件のオーナー様にとっても、地震による建物被害は避けて通れないリスクです。・建物の倒壊や損傷・入居者の退去による空室リスク・修繕にかかる費用負担これらは経営に直結する問題です。地震保険に加入しておくことで、修繕費用の一部を補填できたり、事業継続のリスクを抑えることができます。地震は予測できません。だからこそ、備えが大切地震はいつどこで起きるか分かりません。だからこそ、事前の備えがとても大切です。いざというときに「保険に入っていてよかった」と思えるよう、今一度、ご自身の火災保険・地震保険の内容を確認してみてください。保険の見直し・ご相談もお気軽に三軒茶屋不動産では、火災保険・地震保険に関するご相談も承っております。「加入しているつもりだけど補償内容がわからない」「賃貸でも入っておくべき?」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。 next 入居人数の変更 2025.07.13