
【オーナー様向け】火災報知器の点検・交換はお済みですか
お部屋や共用部に設置されている火災報知器(煙感知器・熱感知器)は、火災の初期段階で警報を鳴らし、入居者様の命を守る大切な安全設備です。
しかし、設置から10年以上経過している場合、内部のセンサーが劣化し正しく感知できないことがあります。
現在、2006~2011年に設置された報知器は、まさに交換の時期を迎えています。
設置義務とオーナー様の責任
住宅用火災警報器の設置は、2006年以降すべての住宅で義務化されています。
賃貸物件においては、設置および維持管理の責任はオーナー様にあります。
万が一、火災時に報知器が作動しなかった場合、設置不備や交換未実施がオーナー様の責任と判断される可能性もあるため、定期点検は欠かせません。
⏰ 交換の目安は「10年」
火災報知器の寿命はおおむね 設置から10年です。
これは電池だけでなく、煙や熱を感知するセンサー自体の劣化によるものです。
点検時には以下の点をチェックしましょう。
- 本体に「製造年月」「交換推奨時期」の記載があるか
- テストボタンを押して警報が正常に鳴るか
- 表面にホコリや汚れが付着していないか
️ 点検・交換のタイミング
賃貸物件では、共用部と専有部のどちらも定期的な確認が必要です。
- 共用部(階段・廊下など):管理会社またはオーナー様が実施
- 専有部(居室内):入居者様への周知と協力が必要
報知器が古いままだと、誤作動や警報が鳴らないトラブルの原因にもなります。 交換時期が近い物件は、まとめて交換を検討すると効率的です。
よくあるご相談
Q:電池切れの音が鳴るが、止めてもまた鳴く。
A:電池交換だけでは解決しない場合があります。本体交換をおすすめします。
Q:どのタイプを設置すればいいか分からない。
A:部屋の用途によって煙式・熱式の種類が異なります。消防法に適した機種を選びましょう。
まとめ
火災報知器は、設置しているだけでは安心できません。
10年を過ぎた報知器は、早めに交換・点検を行うことで入居者様の安全を守り、万一の際のリスクも減らすことができます。

