結露対策について
結露の対策には「発生を防ぐ方法」と「発生した結露を適切に処理する方法」があります。以下に具体的な方法を紹介します。
1. 結露を防ぐ方法
1.1 換気をこまめに行う
部屋の空気を循環させて湿気を外に逃がします。
1日に数回、5〜10分程度窓を開けるだけでも効果的です。
1.2 除湿を行う
除湿機やエアコンの除湿機能を活用しましょう。
湿気が溜まりやすい場所(押入れやクローゼット)には除湿剤を設置。
1.3 室温を上げすぎない
部屋の温度が高すぎると、外気との温度差で結露が発生しやすくなります。
室温を適度に保ちつつ、暖房器具を使う際は加湿を控えめに。
1.4 窓に断熱対策をする
窓ガラスに断熱シートやプチプチ(エアキャップ)を貼る。
二重窓や断熱窓にリフォームすることで、結露防止効果が高まります。
カーテンを厚手のものにしたり、断熱カーテンを使うのも効果的です。
1.5 加湿器の使い方を工夫する
加湿器の近くに窓があると、そこに結露が発生しやすくなります。
加湿器は部屋の中心に置き、湿度が60%を超えないように管理します。
2. 結露が発生した場合の対処法
2.1 すぐに拭き取る
タオルやワイパーで水滴を拭き取ります。
拭き取り後は、乾いた布で仕上げると水滴が残りません。
2.2 吸水シートを活用
窓枠やサッシに吸水テープやシートを貼ることで、結露を吸収してくれます。
定期的に交換して清潔に保ちます。
2.3 サッシの掃除
結露が溜まるとカビの原因になります。
サッシや窓枠はこまめに拭き掃除をして、カビ防止スプレーなどを使うと効果的です。
3. 結露防止アイテム
結露防止スプレー:窓ガラスにスプレーするだけで結露を抑えます。
結露防止フィルム:貼るだけで断熱効果があり、結露を防ぎます。
吸水テープ・モール:サッシ部分に貼ると水を吸い取りやすくなります。
※テープ等が剥がれない、跡がついてしまう、変色してしまう等の原因にならないようご注意ください。
結露は放置するとカビの原因になります。
カビを含め結露が原因で部屋が傷んでしまった場合、部屋の使い方に問題があると見なされ、借主様の費用負担となる可能性があるため、注意が必要です。
結露対策をしっかり行い、部屋を良好な状態で保つことが大切です。