騒音トラブル対応と注意事項
春になり、新生活をスタートされる方が増える季節となりました。集合住宅では、多くの方が快適に暮らせるよう、お互いに配慮しながら生活することが大切です。特に騒音トラブルは、気づかないうちに周囲に迷惑をかけてしまうこともあるため、注意が必要です。
ここでは、騒音トラブルの対応方法と入居者の皆様への注意事項をまとめました。ぜひご確認いただき、快適な住環境づくりにご協力をお願いいたします。
1. 騒音トラブルへの対応方法
① まずは状況を確認
・騒音の発生源・時間帯・頻度を記録する。
・生活音か、それを超えた迷惑行為かを見極める。
（例：日中の話し声や足音は生活音、深夜の会話や大音量の音楽は迷惑行為）
② 直接伝えず、管理会社やオーナー様へ相談
・当事者に直接伝えることは避け、管理会社やオーナー様に相談してください。（壁ドンもNG）
・騒音の内容・発生時間・頻度を詳しく伝えると、スムーズに対応してもらえます。
・必要に応じて、管理会社やオーナー様が注意喚起を行います。
③ それでも改善しない場合の対応
・再度管理会社・オーナー様に相談し、追加の対応を依頼する。
・警察への相談も可能（深夜の騒ぎが続く場合）。
⬇️世田谷区相談窓口
④ 最終手段として引っ越しを検討
・騒音が解決しない場合、自分の快適な生活を優先して引っ越しも選択肢に
2. 入居者の皆様への注意事項
⚠️ 騒音を防ぐための心がけ
1.深夜の会話・宅飲みに注意
・夜は声が響きやすいことを意識することが大切です。
・大声で話していないつもりでも、静かな夜間は周囲に響きやすく、壁を通して隣室にも伝わります。
・深夜の電話やオンライン通話も、できるだけ小さな声で。
・宅飲みの際は特に注意。お酒が入ると無意識に声が大きくなりがちです。
・ベランダや玄関前での会話は響くため、控える。
2.テレビ・音楽・ゲームの音量に注意
・イヤホンを使用するのが理想的。
・スピーカーの音量は最小限にする。
・特に重低音は振動が壁や床を伝わり、周囲の部屋に響きやすいため、低音を抑えた設定にする。
3.オンラインゲームのボイスチャットに注意
・近年、オンラインゲーム中の騒音に関するクレームが増えています。
・白熱すると知らず知らずのうちに声が大きくなることが多いので、深夜は特に注意が必要です。
・ボイスチャットは小声で、イヤホンやヘッドセットを使用する。
・声を出す頻度が高い場合は、周囲への影響を考え、夜遅くのプレイを控えることも検討しましょう。
4.足音や家具の移動音に気をつける
・かかと歩きや飛び跳ねる音は特に響くため注意。
・キャスター付きの椅子の音も下の階に響くので、防音マットを敷く。
・夜間の家具の移動は避ける。
5.ドアや窓の開閉音に配慮する
・ドアを強く閉めず、静かに閉める。
・窓を開けたままの大声の会話は控える。
6.家電の使用時間を考える
・洗濯機や掃除機の使用は、できるだけ8時～21時の間にする。
7.来客時のマナー
・玄関先やベランダで大声で話さない。
・宅飲み・友人との集まりは、できるだけ21時までに終えるよう心がける。
・複数人の来客時は特に音量に注意する。
8.ペットの鳴き声にも配慮する
・無駄吠えしないようしつけをする。
・長時間の外出時は、騒音対策を考える。
9.自分でできる防音対策
・耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを活用する。
・スピーカーやテレビの下に防振マットを敷くことで、重低音の振動を抑える。
・カーペットや防音マットを敷くことで、生活音を軽減できる。
まとめ
賃貸物件では、お互いに配慮しながら生活することが大切です。
特に深夜の会話や宅飲みは、大声ではないつもりでも静かな環境では思った以上に響くため、十分にご注意ください。
また、重低音は音だけでなく振動として周囲に伝わるため、スピーカーやテレビの設定・配置にも気をつけましょう。
さらに、近年オンラインゲームのボイスチャットに関する苦情が増えているため、深夜のゲーム中の発言には十分な配慮をお願いいたします。
万が一、騒音が気になる場合は、直接伝えずに管理会社やオーナー様へ相談してください。
快適な住環境を維持するため、ご理解とご協力をお願いいたします。
