賃貸の床、ワックスは必要?見極め方と正しい掃除方法
最近の賃貸物件では、ワックス不要の「ワックスレスフローリング」が主流になっています。特に新築やリフォーム済みの物件では、ウレタンコーティングやUV塗装済みのフローリングが多く、ワックスを塗るとムラや剥がれの原因になることも。一方、古い物件では管理会社やオーナー様も床の詳細を把握していないことがあり、自分で見極める必要があります。
そこで、ワックスが必要かどうかを判断する方法や、適切な掃除方法をまとめました。
今、ワックスレスの床が主流!その理由は?
近年のフローリングは、最初から耐久性の高いコーティングが施されているため、ワックスをかける必要がありません。
ワックスレスフローリングの特徴
✅ 表面がすでにツヤ加工されている(ウレタン塗装・UV塗装)
✅ 汚れが付きにくく、水を弾く
✅ ワックスを塗ると逆にムラや剥がれの原因になる
新築・築浅の賃貸ではほぼワックス不要の床が採用されています。
古い物件でもリフォームの際にワックスレス仕様になっていることが多いので、必ず確認が必要です。
ワックスをかけてはいけない床とは?
以下のような床材は、ワックスを塗ると逆に汚れやムラが発生することがあります。
1.ワックスレスフローリング(ウレタン・UV塗装済み)
・ツルツルした光沢があり、水を弾く特徴がある
・ワックスを塗るとムラや剥がれの原因に
2.クッションフロア(CF)
・塩化ビニル製で水や汚れに強い
・ワックスが定着せず、ベタついたり変色する可能性
3.タイル・石材系の床
・滑りやすくなったり、シミになることがある
4.Pタイル・フロアタイル
基本的にワックス不要(ただし、一部専用ワックスが必要なものも)
ワックスが必要かどうか見分ける方法
管理会社やオーナー様でもわからない場合、以下の方法で自分でチェックできます。
※わからないことのほうが多いです。(ノ_・。)
① 目立たない場所でワックステスト(最も確実だがリスク大!)
✅ テスト手順
1.部屋の隅や家具の下など、目立たない部分に少量のワックスを塗る
2.30分~1時間放置して変化を確認
3.乾いたら、軽く乾拭きしてなじむかチェック
⚠ ここがポイント!最も確実だがリスクが高い!
✅ 適した床なら問題なくなじむが、ワックスレスフローリングに塗ると剥がせない可能性あり!
✅ ムラや白濁が発生したら元に戻せないことも!
✅ 完全に乾いてしまうと、剥がすのが難しくなる!
ワックスを試す前に、できるだけ他のテスト(水滴テスト・指触りチェックなど)で判断しよう!
② 水滴テスト(水を垂らして吸収するか確認)
1.床に水滴を1~2滴落とす
2.水の動きを観察
・水が弾く → コーティング済みでワックス不要
・水がじわっと染み込む → ワックスが必要な可能性
③ 指で触る(質感チェック)
・ツルツルしている → ワックス不要(コーティング済み)
・ザラザラしている → ワックスを塗ってもOKの可能性
・ビニールっぽい感触 → クッションフロアでワックス不要
④ ワックス剥離剤(リムーバー)でチェック
1.目立たない部分に市販のワックス剥離剤を塗る
2.ワックスが剥がれる → もともとワックス仕上げ(ワックスOKの可能性)
3.変化なし → コーティング済みでワックス不要
ワックスNGの床をキレイにする方法
ワックスをかけられない床でも、正しいお手入れで清潔&ツヤを維持できます。
✅ 掃除機 or 乾拭き(ホコリ・ゴミを除去)
✅ 固く絞った水拭き(汚れを拭き取る)
✅ アルコールスプレーで皮脂汚れを落とす
✅ フローリング専用のツヤ出しシートを使う(ワックス代わり)
まとめ:ワックスを塗る前に必ず確認!
管理会社やオーナー様が不明でも、自分で以下のチェックをすれば判断可能です。
✅ 水滴テスト → 水を弾いたらワックス不要!
✅ 指で触る → ツルツルならワックス不要!
✅ 剥離剤テスト → ワックスが剥がれなければ不要!
✅ ワックステスト(最終手段) → 変色・ムラが出たらNG!
近年はワックスレスの床が主流のため、基本的にワックスは不要なケースが多いです。
むやみにワックスを塗ると原状回復時のトラブルになる可能性もあるので、慎重に判断しましょう!